ミニマリストアツシのア通信

暮らし方や持ち物、暮らしの最適化について

いのちの物語、祝福(いのり)の海を見て思うこと

最近、命について考えることが多いです。

命って何だろうと思う中で、たまたまfacebookで知った

いのちの物語 祝福(いのり)の海 を昨日見てきました。

 

このドキュメンタリー映画の中には確かに

今を豊かに生きている、命の炎を燃やしている人々の姿がありました。

 

この映画はDVDになっていない為、全国で自主上映会などが開催されていますので

ご興味がおありの方はぜひHPをチェックしてみてください。

inorinoumi.jimdo.com

今日は、この映画を見て感じたことを書きたいと思います。

 

まず冒頭で、自然分娩で赤ちゃんを産みたいと願うお母さんのお産を手伝う

ベテランの助産師さんの言葉が耳に残りました。

 

「地球が誕生してからの歴史、約40億年の道のりを

赤ちゃんはお腹の中では約38~40週で一個の人間として出てくる。」

 

赤ちゃんの成長はめちゃくちゃ早い。

1週間で約1億年分成長しているというニュアンスの言葉が出てきて

なんだか分からないけどすごく胸に来るものがあった。

 

 

今、世の中は豊かさの転換期がきているということ

 

豊かさって何だろう、と思った時に

もちろんそれは人それぞれなのだと思うのだけど

 

僕が思う豊かさっていうのは、

自分の心が喜ぶことを知っている人

なんじゃないのかと思う。

 

それは何も特別なことではなくて。

子供との時間を大切にするであったり

パートナーとの時間を大切にするであったり

自分の願いを自分で叶えてあげるであったり

 

何でも良いのだけれど、簡単に言うと

自分が何に幸せを感じるかを知っている人だと思うんです。

 

僕の好きな、相田みつをさんの詩で特に僕が好きな詩にこんなものがある。

 

しあわせはいつも自分のこころがきめる

 

しあわせっていうのは誰かに決められるものじゃあないし

どんな状況であれ、他の誰かにあの人は不幸だな、かわいそうだなと思われても

自分がしあわせを感じるのであれば、それがあなたの答えなのだと思う。

 

しあわせは探すものではなくて、あなたの心にすでに備わっているもの。

僕はしあわせとは思いだすことなのだと思う。

 

 

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自然との共存が必要だということ

 

地球というこの星に生まれた僕たち人間は

自分たちに都合が良いように自然を壊してきた。

 

この先に生まれてくる命(子供たち)の為には

確実に自然との共存が必要になってくるのだと思う。

 

例えば僕は以前、日本人は野菜などを買う時に見た目にすごくこだわるという話を聞いたことがあって、だから虫食いの野菜や形が悪い野菜はスーパーには並ばない。

 

本来、最も大切なことは味や栄養価なはずなのに、見た目を重視する為に農薬で作物の成長や形をコントロールする。それはもう完全に自然とは言えない人工物の出来上がり。

 

農薬を使うことが悪い訳ではないけれど、やっぱり基本は自然のままが一番なのだと思う。僕たちの身体は、食べた物で出来ている。

 

映画の中でこんな印象的な言葉があった。

 

作物は未来の自分なんだ。だから感謝して食べる。

(人間は食べたもので出来ているという意味から)

 

頂きますとは、命を頂くということ。

この地球上に存在している生命を僕たちは食べて生きている。

 

食べるという行為をもっと大切にしたいと思う。

 

例えば卵ひとつとっても、今は大量に卵がいる為

ニワトリは狭い部屋に入れられて言わばたまごを産む機械のような扱いを受けている。

 

ニワトリ=庭鳥と書くように、昔は庭で動き回っていたはずで

そんなストレスが無くのびのび育つから味も良いわけで。

 

やっぱり卵ひとつとっても、その味の差は歴然らしい。

 

僕たち人間は生きるために

どれだけ傲慢になっているのだろう。

 

自然の摂理を捻じ曲げてまで

人間が生きる意味はあるのだろうか。

 

人間は神様じゃあない。

 

それなのに自分たちが生きる為に

他の生物を都合の良いように使う。

 

もちろん僕もそれらの恩恵を受けていると思うのだけれど

やっぱり考えなければいけないと思うのだ。

 

果たして、それが良いことなのか、を。

 

 

福島原発事故から考えるべきことがある

 

地球を壊してきた、汚してきた反動は必ずやってくる。

原発だってそうだ。僕はあまり知識が無くて知らなかったのだけれど

 

本来、自然界にはゴミというものが存在しない。

なぜなら全てが生き物の食べ物となり土にかえっていくから。

これが自然のサイクル(循環)で本来の姿だ。

 

だけれど原子力発電所を作ってしまった人間は大変なことをしてしまった。

僕はこの映画を見るまで、原発について詳しくは知らなかったのだけれど

 

使用済み燃料の、高レベル放射性廃棄物は放射性が高くその放射能が

ほとんどなくなるのに約1億年近く掛かる放射性物質も含まれているようで。

 

人1人が生きられるのはせいぜい100年

それに対して1億年。自分の子供とか孫とか言っているレベルの話じゃないですよね。

 

今生きている僕たちが行っている

自分たちにとって都合の良い行為は

この先生まれてくる、ほんとうに

ずーっと先の子孫にまで影響を及ぼすということ。

 

 

特別に難しいことを勉強しなきゃいけないってことではないけれど

もっと自分たちの身の回りで起こっている出来事に

自覚的にならなければいけないのだと思う。

 

無知は罪というけれど、僕たちには知らなければいけないことがある。

 

僕1人が知ったところで何か劇的な変化を起こせる訳ではないけれど

もっともっと地域のこと、国のこと、世界のことに目を向けることも

必要なのだと感じました。

 

そういう意味から言えば、近々行われる選挙だってそう。

自分で調べて考えて、誰にいれればもっと日本が良くなるのか。

たった1票だけど、その1票に想いを乗せたいと思う。

 

今日はいつもより少しまじめな話でした。

 

 

love yourself first

軽やかに生きよう